マンツーマントレーニングBさんの課題は、スティーブジョブズのスピーチ。
再生速度を落として発音を分析し、再現する過程を通して、それまでの学習を実践に反映させる反復練習が始まりました。
「 the last day of my life 」 というくだりです。
「聞いたとおりに再現してみましょう!」
再現速度を30%・・とうとう15%にまで下げても、
Aさんはどうしても「オブ」と言ってしまいます。
実際は、カタカナでは表せない、飲み込むような音にしかなっていません。
「オ」も「ブ」も全く聞こえないのです。
Aさんは、「オブ」にしか聞こえないと、主張されます。
なぜでしょうか?
「of」と書いてあるから。
「 of = オブ」と頭の中に記録されているから、
聞こえていないのに「オブ」と聞こえてきてしまう。
カタカナ「オブ」以外の言い方ができない。
音の違いがわからないから、聞こえない。
聞こえてないので、再現できない。
ネイティブは、書いてある通りには発音しません。
文を言う時の基本的なルールがあります。
思い込みを取り払って、新しい耳を作っていきましょう。
この分析トレーニングをするとリスニング力が驚くほど急成長します。
分析トレーニングの集中講座は、
「発音の超基礎マスター 」のワークショップ4 リスニング集中 で3時間かけて行います。
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