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「発音記号がないと読めません」に対するもう一つの答え。

見慣れない単語を見て、すぐに読める人と、なかなか読めない人がいます。
スペルと音の関係を、感覚的でもいいので理解しているかどうか、の差です。


「apple」の「a」は、カタカナで言うところの「ア」なのに、「take」は「タケ」とは読みません。
take の「a」
「エイ」ですね。

これは、単語のつづりと音にルールがあるからです。
【「a」〇「e」】のパータンでは、「a」は、[ ei ] と変化して読む。
take, date, same …となっています。

このような、スペリングと音のルールを、フォニックスと言います。

では、take はどう読むかというと、
「t」は、[ t ]と読む。
「a」は、[ ei ] 
「k」は、[ k ]

「e」は、最後は読まない。
なので、合わせると、[ teik ]という発音記号となります。

発音記号を知っていれば、辞書に[ teik ]と
発音記号が書いてあるので読めます。
たとえルールを知らなくても、発音記号を理解していれば、どんな単語も正しく読めます。

辞書を引き音読を重ねると、自然とフォニックスについて感覚的に理解ができます。
take, date, same… と正しく読みを重ねれば、このパターンの時は[ ei ] と読むだろうと、ルールを知らずとも辞書を引くことなく自然と読めるようになります。

つまり、フォニックスを知らなくても、
発音記号に注意を払い学びを重ねれば、
スペルと音の関係が、ある程度パターン化されていることに気づくのは難しくありません。

これから発音を学ぼうというあなたが、
いま、単語を見ただけではすぐに音にできない、という場合は、
発音記号を丁寧に確かめながら学ぶ必要があります。

englishgoodiesの発音トレーニングでは、
短い課題文のすべてに発音記号を記入してきてください、と宿題をだします。
お忙しい方は、ご自身で発音記号を一度も引かずに参加されるのですが、
結局、発音記号と音の関係性をつかみきれずにトレーニングが修了する傾向があります。

せっかく発音を激変させようとして参加されているのに、もったいないことです。

基礎の中の基礎をしっかり固めることで、結局は近道をしてステップを登るためには、
簡単な単語でも必ず発音記号を確かめることがとても重要です。

ちょっとめんどくさいなぁ~、と思われるかもしれませんが、
発音を変えたいのなら、ここだけは必ず通る道。
一緒に頑張っていきましょう!
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